睡眠の知識を深める重要性

日中頭がぼーっとしたり強い眠気に襲われる、
仕事でのミスが続く、
きちんと寝たはずなのに疲れが取れない、
些細な事が気になっていつまでもくよくよと落ち込む、
最近怒りっぽくなった・・・など、
もしかするとこれらの原因は全て「睡眠」にあるかもしれません。

 

国土交通省が今年6月から、トラック・バスのドライバーに対し
乗務前の確認として「睡眠不足」の追加を義務付けたのをご存知でしょうか。

今まで義務付けられていたものは、
①車両点検、②酒気帯びの有無、③疾病、疲労の3つ。
今回は③疾病、疲労の項目に睡眠不足が追加されました。
人手不足が深刻で、過酷な勤務を強いられるドライバーによる
「睡眠」が関与している交通事故が、この数年で多発している事が背景にあります。

 

しかし、この様に世間が「睡眠」に注目しているにも関わらず、
現実にはその重要性はあまり浸透していない様な気がしています。
先日久しぶりに再会した知人が
「ここ何年も目覚まし時計をセットしたことがない」
と自慢気に話をしていました。
毎晩2~3時間おきに目が覚めるので、目覚ましが無くても
自然と起きられるそうです。

 

年代によって意識の差があるのでしょうか。
「まだまだ体力には自信がある」
「少しぐらい無理をしても大丈夫」
「休日にたくさん寝れば大丈夫」・・・
または、眠れないという自覚症状はあるけれども、
それが睡眠障害やメンタル不調を疑うというところまでは
結び付かないのでしょうか。

 

睡眠障害は、メンタル不調の初期段階に多く見られる症状です。
メンタルヘルスの知識と同じ様に、
睡眠の知識ももっと深めていく必要性があるのではないかと、
私たちは強く感じています。

 

 

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