違いを知る/違いを認める【こころの休憩室 vol.22】

StockSnapによるPixabayからの画像

もう少しで12月となり、今年一年を振り返る時期となってきました。
本来であれば今年は東京オリンピックの興奮と感動で一色になる予定でしたが、残念ながら世界中がコロナ一色の一年となってしまいました。

11月に実施されたアメリカの大統領選でも、新型コロナの対応や人種差別問題、格差問題を巡って共和党と民主党の対立が激化し、アメリカ国民の分断を生みました。
アメリカのみならず、世界中で多くの対立と分断が明るみになった1年だったような気がします。

ひるがえって日本国内の現状を見ても、新型コロナに対するとらえ方も人によって差異があり、差別などの対立もありました。
対立や分断はいったいどうして生まれるのでしょうか。

1.他人との違いを許容する

人は得てして、自分と主張や価値観、態度の違いで相手を拒絶したり、好き嫌いを判断しがちです。
しかし、果たして自分と全く同じ考えや価値観、態度の人なんて、どれほどいるのでしょうか。
身近な職場をよく観察すると、人の数だけ考え方や価値観の違い、態度の違いがあることが分かると思います。

例えば他人との違いについては、価値観についてだけを考えてもよく分かります。
下記の7つの価値観から、あなたの優先する価値観を並べてみてください。

  1. 愛情
  2. 生きがい
  3. お金
  4. 自己実現
  5. 正義
  6. 楽しみ
  7. 健康

同様にあなたが信頼できる家族や友人にも聞いてみると、恐らくは7つ全て一致する人はなかなかいないと思います。
しかし、人は価値観を基準にものを考え、行動しているので、価値観が違うということは、考えることも行動も人それぞれの価値観の優先度で違ってくるということが言えます。
つまり、自分と他人の違いは当たり前で、私たちは違いを認め、違いを前提に人と接していくことが大切で、ストレスを低減するためにもとても重要なことです。

2.タイプ分け

そこで人との違いを知るためにコーチングでよく使われる「タイプ分け」をご紹介したいと思います。

人を「自己主張の強弱」と「感情表出の強弱」で4つのタイプを分類するもので、コーチングでは相手へのアプローチ手法の一つとして活用します。
それぞれのタイプに良し悪しはなく、人に長所と短所があるように、それぞれのタイプも一長一短があります。
また、タイプが複合的にある「●●タイプも持ち合わせた●●タイプ」という人もいますので、一概に4つだけに分けられるものでもありませんが、コミュニケーションの幅を広げるにはとても役に立ちそうです。

プロモータータイプ・・・自己主張が強く、感情が表にでる

プロモーターは注目されることがとにかく好きで、話好きで周りから関心の目が向けられる状態を好みます。
アイデアが豊富で創造力があるが、多少飽きっぽい傾向があります。

コントローラータイプ・・・自己主張が強く、感情が表にでない

人から指示されるのが嫌いで、優しい感情を表すことが苦手で少し近寄りがたい印象です。
行動が速く、決断力とリーダーシップがあるタイプです。

サポータータイプ・・・自己主張は低く、感情は表にでる

人を援助するのを好み、周囲の気持ちに敏感で、人の視点でものを見るのが得意です。
しかし、リスクをおかすのは苦手とするため、決断が少々遅くなりがちです。

アナライザータイプ・・・ 自己主張は低く、感情が表にでない

計画や分析するのが得意で、客観的で論理的な話し方をします。
感情表現は苦手で、行動は慎重で決断まで時間を要します。

皆さんはどのタイプでしょうか。
それぞれのタイプの特徴や長所、短所、アプローチ法は字数の関係でここでは割愛しますが、興味のある方は株式会社コーチ・エイのサイトをご覧ください。

3.違いを知る/認める

このように、人によってタイプがあって、タイプによって価値観や好み、表現方法、態度や行動が違ってくるので、自分と違うというだけで反射的に非難したり拒絶するのではなく、違いを認めて受け入れることで、余計な誤解やネガティブな感情を減らすことができて、結果的にストレス軽減にもなると思います。
これからの社会も企業もダイバーシティに象徴されるように、人種・国籍・性・年齢を問わずあらゆる違いを許容する寛容さが必要となり、そうすることで予測不可能なビジネス環境の変化に柔軟で迅速な対応が可能になります。
そして個人としても、違いを受け入れる、さらに違いを楽しむくらいの心の余裕を持つことで、人とのコミュニケーションの幅も広がり、結果的に自分自身の世界を広げることにつながるのではないでしょうか。

さて、気になる上司や部下、隣の同僚はどのタイプでしょうか?

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