「キラーストレス」の正体を探る【こころの休憩室 vol.34】

みなさん、こんにちは。働く皆さまの心と体の健康をサポートするえがおパートナーズです。

昨年から続くコロナ問題は相変わらずありますが、
皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。

市中を見渡すと、1人ひとりが感染リスク防止を心がけながら、
徐々にコロナ前の日常を取り戻している様子が見られます。

仕事などで東京駅に降り立つと、駅構内では、
これからツアーに出かける団体や、
スーツケースを持って異動する人々の姿が多くなってまいりました。

感染リスクの防止をしながら、新しい日常に慣れながら、
楽しく過ごしていける日が戻ってくると良いなと思います。

さて、本日は、心と体を壊していく「キラーストレス」について、
基本的な知識を学んでまいります。

「キラーストレス」の正体を知り、
出来るだけ私たちへのマイナスの影響を
少なくするようにしていきましょう。

1. ストレスは原始時代から続く、自分の身を守る大事な体の機能です

ストレスと言うと、どちらかと言うと無いに越したことがない、
悪者のようなイメージがありませんか。

確かにストレスは少ない方がいいよね! と思いますが、
ストレスは私たちの身を守る大事な役割を果たしてきました。

今から数万年前の狩猟をしていた原始時代にさかのぼります。

原始時代は、まわりは天敵だらけで、
必死になって戦ったり逃げたりしなければ、
自分の命を守ることができませんでした。

その時に威力を発揮したのが、「ストレス反応」です。

天敵に出会った時に、心拍数が上がったり、血圧が急上昇したりするのは、
瞬間的に体を動かせるように、全身の血の巡りを良くする体のしくみです。

皆さんも急な緊張場面で、一気に、
体中の血が巡るご経験をされたことが有ると思います。

このように、「ストレス反応」は
私たちの祖先が外敵から命をつなぐために進化させた、
大事な体のしくみだったのです。

今は狩猟時代ではないので、天敵はいなくなり危険はなくなりましたが、
体の中には、恐怖や不安を感じると反応するしくみが残りました。

精神的な負荷がかかると自動的に体の中で働くしくみが、「ストレス反応」です。

「ストレス反応」によって、私たちは、
心身ともに様々なダメージを受けてしまうことがあります。

それでは、「ストレス反応」はどのように起こってくるのかを確認していきます。

2. 脳からの指令で、ストレスのホルモンが動き出します

私たちがストレスを受けた時に、最初に反応するのが、脳にある「偏桃体」です。
「偏桃体」は不安や恐怖を感じた時に活動を開始します。

「偏桃体」から指令を受けた「副腎」は、
「ストレスホルモン」という物質を分泌します。
皆さまも聞いたことがあるでしょうか、
コルチゾールやアドレナリン、ノルアドレナリンと言ったホルモン群です。

ストレスホルモンには、心拍数を増やす働きがあります。
また、ストレスホルモンは血流に乘って、
様々な臓器に「恐怖や不安に対処しなさい」と働きかけ、
「ストレス反応」を引き起こします。

多くのストレスによって、ストレスホルモンの量が多く分泌されると、
「キラーストレス」となって、私たちの体のあちこちを攻め立てていきます。
その結果、体に悪い影響を与え、様々なストレス性の症状が起こります。

次に、「キラーストレス」が関係する、身近な体調の不調を見ていきましょう。

3. ストレスが関係する身近な体調の不調

  • 風邪
    慢性的に、職場の人間関係のストレスなどにさらされていると、
    免疫力が低くなり風邪をひきやすくなります。
    このように、外的から身を守る、免疫力の低下を引き起こします。
  • じんましん、アレルギー
    ストレスで自律神経が興奮すると、
    分泌される物質が皮膚の中の細胞に働きかけて、
    じんましんやアレルギー反応を悪化させます。
    時に、大きなストレス負荷がかかった時に、
    一夜にして、体中にじんましんが出る方もいます。
  • 胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍
    緊張や心配事で、胃が痛いという経験はしたことがありますか。
    ストレスによって、胃の働きが弱まることが原因と言われています。
    胃や腸など消化器系がやられると、日々の活動への力も制限されます。
  • 頭痛
    過度な疲労や緊張状態のために起こる片頭痛や、
    長時間同じ姿勢を撮り続けることなどで起こる緊張型頭痛なども
    ストレスが原因のひとつになっています。
  • 下痢、便秘
    不安が高かったり、緊張したり、怒られたりなど
    精神的なストレスを感じると、腸の働きも影響を受けて、
    第二の脳と呼ばれる、胃腸系にも悪い影響を及ぼします。
  • 自律神経失調症
    だるい、疲れやすい、めまい、動悸、イライラ感など、
    ストレスによって、交感神経と副交感神経のバランスが崩れやすくなります。
    オンの状態ではエネルギー高く活動し、
    オフの状態では、ゆっくりとリラックスをして、
    メリハリをつけて過ごしたいものです。
  • 不眠症
    仕事の心配や不安、人間関係のトラブルなど
    ストレスの影響で脳が覚醒して、十分な睡眠が取れなくなります。
    体内時計を狂わせないように、質の良い睡眠を取りましょう。

今回は、「キラーストレス」について、その正体を探りました。
「キラーストレス」は、私たちの心身の健康を蝕み、様々な症状を引き起こします。

「キラーストレス」をできるだけ少なくするためには、
運動、バランスの良い食事、レジャー、人との交流など、
心と体の健康のバランスを保つことが大事です。
自分に取って心地よいことを、積極的に取り入れてお過ごしください。

次回はキラーストレスの詳細と自分たちでできる対応策についてお伝えしたいと思います。

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