ヘルスリテラシーって何?【こころの休憩室 vol.33】

みなさん、こんにちは。働く皆さまの心と身体の健康をサポートする「えがおパートナーズ」です。

新型コロナウイルス感染症のワクチン接種が進んでいます。
2回目の接種を終えた人の割合は、全国で6割を越えました。
無防備な状態から脱しつつあることに、ホッとされた方も多いでしょうか。

しかし、残念ながら、生活は流行前には戻っていません。
新たな変異株が発生するのではないか、ワクチンの効果はいつまで続くのか……など、
予測できないことがたくさんあるためです。

食事や旅行の約束でも
「もしも新型コロナにかかったらどうしよう?」と思うと、
返事をしづらくなった経験はありませんか。

「コロナ疲れ」という言葉ができたように、
心配ごとがひとつ増えるだけで、
ものごとを決めるときにかかる負担は大きくなるようです。

このような、判断を下すときにかかる重荷を減らす方法はないのでしょうか?

今回ご紹介する「ヘルスリテラシー」が、助けになるかもしれません。

ヘルスリテラシーとは?

単なる「リテラシー」なら聞いたことがある方もいらっしゃるでしょうか。
リテラシーとは「読み書きの能力」のことです。

ヘルスリテラシーは、そこに健康を意味する「ヘルス」が加わっています。
ということは「健康に関する」読み書の能力と言えそうです。

健康に関して読み書きが必要になるのは、具体的にどんな場面でしょうか。

まず思い浮かぶのは、病院に行くときです。

診察は、問診票に自分の症状を「書く」ことからはじまります。
薬をもらったなら飲み方・使い方の説明書、
飲食に制限がかかるときは栄養成分表示などを「読む」ことも必要です。

では、特に持病がなく、ふだん病院に行かない人の場合はどうでしょうか。

さまざまな健康法や食品、サプリメントのなかには、効果の真偽が不確かなものもあります。
そんなとき、文章や数字、グラフを「読む」ことが、真偽を判断する助けになります。
「書く」ことで自分の考えをまとめ、他の誰かに相談することもできるでしょう。

ヘルスリテラシーは、
健康に関する情報を入手し、理解し、評価し、活用するための読み書きの力と言えます。

ヘルスリテラシーが高ければ、
自分がかかっている病気とのつき合い方や、
病気の予防のために必要な行動がわかります。
よく知ることで、判断にかかる不安を減らすことができるのです。

逆に、ヘルスリテラシーが低いと、
健康のためを思った行動で、かえって体をこわしてしまうことさえあるのです。

あなたのヘルスリテラシーはどれくらい?

自分のヘルスリテラシーを測ることはできるのでしょうか。
世界中でさまざまな指標が作られています。
もっとも簡単に知る方法として、次の質問に答えてみてください。

「医者や薬局からもらう説明書やパンフレットなどの文書を読むとき、
誰かに助けてもらうことはどのくらいありますか?」

(Single Item Literacy Screener)

「誰の助けがなくても読める」と自信をもって答えられる方は、
基本的なヘルスリテラシーをお持ちだといえるでしょう。

一方で、実は自信がない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、それは恥ずかしいことではありません。

ヨーロッパやアジアの国々の人たちと比較して、
日本人はヘルスリテラシーが最も低かったという調査結果があります。
ヘルスリテラシーが低くても、それは当たり前なのです。

まとめ

健康に関する情報を入手し、理解し、評価して、活用する力として、ヘルスリテラシーをご紹介しました。

長く健康を保ちながら人生を送るには、ヘルスリテラシーを高めることが大切です。
しかし、他国と比較すると、日本はヘルスリテラシーが低いようです。

そこで、今後4回にわたり、ヘルスリテラシーを構成する能力を詳しくご紹介いたします。

  1. 情報の入手:氾濫する情報との向き合い方は? 情報を探したいとき、どこを見ればいいのか?
  2. 情報の理解:集めた情報を理解するには、一体どうすれば?
  3. 情報の評価:情報がどの程度信頼できるか、どうやって判断するのか?
  4. 情報の活用:後悔しない意思決定のために、何ができるか?

冬になれば空気も冷え込み、体調を崩される方もいらっしゃるかと思います。
元気が一番ですが、お知らせしていく内容が、皆さまのお役に立つときがくれば幸いです。

参考

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