レジリエンス第4の技術・自分の強みを活かす【こころの休憩室 Vol.25】

みなさん、こんにちは。
働く皆さまの心と身体の健康をサポートするえがおパートナーズです。

コロナウイルス感染による、急なリスク回避は望めませんが、
医療従事者からワクチン接種が開始され、今後、良い方向に向かう兆しが見えてきたように思います。
大変ありがたいことです。

長引く対策の中で、新常態に慣れながらも、
これまで感じていなかった様々なストレスにさらされる日々が続いています。
こんなときは、積極的なセルフケアで少しでも心の健康を保ちたいものです。

本日は、セルフケア「自分でできる心と身体のメンテナンス」より、
様々なストレスに遭遇したときに、困難な状況に耐え、素早く回復する力を意味する、
「レジリエンス」(逆境回復力)の第4の技術「自分の強みを活用する技術」を学んでまいりましょう。

皆さまは、自分の強みを10個書いてください。と言われたら、すぐに思いつくことができますか?
私たちの、日々の生活の中で、自分の強みにフォーカスして考えてみる機会は、あまりないというのが多くの方が思うところかもしれません。
ここでは、強みにフォーカスすることによって、レジリエンスを鍛える方法を探っていきましょう。

「弱み」の克服より、「強み」を伸ばすことが大事

例えば、仕事で失敗が続いたとき、
「自分はこの仕事に向いてないのではないか。」と諦めてしまう人と、
失敗に負けずに目標に向かって努力し続ける人の違いのひとつに、
自分の「強み」を把握しているかどうかがあります。

ピーター・ドラッカーは、
「何事かを成し遂げられるのは、強みによってである。弱みによって何かを行うことはできない。」と
その著書の中で話しています。

この言葉のとおり、世界で活躍するトップレベルのビジネスマンは、
自分の「強み」をよく理解して、仕事に活かしています。
困難に直面したときも、「強み」を発揮して乗り越えます。
「強み」を活かして働くと、あまり疲労を感じないため、
「こんなに楽しく働いて、こんなに報酬をもらってもいいのか。」と感じる人さえいます。

そうは言っても、「強み」なんて見つからないという方は、
下記の語群から、これなら自分にフィットするかもと思う言葉を選んでみましょう。
例えば、「そう考えると、自分って、粘り強いし、結構、努力家だ。」など、
あのとき頑張ったこと、人から認めてもらったことなどを思い出せることでしょう。

語群
・粘り強い ・素直 ・努力家 ・向上心がある ・継続力がある ・集中力がある ・自分に厳しい
・前向きな性格 ・人に優しい ・チャレンジ精神がある ・人をまとめるのが得意 ・思い遣りがある
・人に頼りにされる ・人と仲良くなれる ・いつも笑顔 ・聞き上手 ・サービス精神が旺盛
・ユーモアがある ・几帳面な性格 ・礼儀正しい ・器用 ・勉強が好き ・体力に自信がある
・行動力がある ・好奇心が強い ・責任感が強い ・何でも一生懸命やる ・明るい ・約束を守る
・積極的 ・コミュニケーション力が高い ・協調性がある ・一緒にいると楽しいと言われる

いかがでしたか。
きっと、自分にフィットするキーワードが見つかったことと思います。
私たちの多くは、「弱み」を克服することに焦点を合わせがちですが、
ぜひ、「強み」を伸ばすことに考えをシフトチェンジしていきましょう。
さらに、もうひとつ、自分の強みをより明確にする方法を試してみましょう。

自分の「強み」は何か自己診断をしてみましょう

ここでは、自分自身の強みをみつけるためのひとつの方法として、
信頼できる人から、「強みのコーチング」を受けてみることをお勧めします。
自分で行うセルフコーチングでもかまいません。

「強みのコーチング」のやり方は、次の5つの質問について考えます。

  1. 自分にとって最も大きな成功・達成は何ですか?
  2. 自分の最も好きなところは何ですか?
  3. 何をしているときに、最も楽しく感じますか?
  4. どんなときに、自分らしいと感じますか?
  5. 自分がベストな状態はどんなときですか?

自己診断、やってみていかがでしたか。
質問に答えることで、隠されていた、新しい自分の「強み」を発見できるかもしれません。
また、自分では当たり前と考えていた資質が、「強み」であったことに気づくかもしれません。

強みにフォーカスすることで、これまで、自分は結構、頑張ってきたと気づき、
これからも、きっと、上手くいくはずだと確信が持てるのではないでしょうか。

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